いなだ鍼灸庵の徒然なるままに

院長 いなだやすと の日常です。 ちょっと頭の中を覗いてやって下さい。

病気の克服

病気やケガを克服する、と言いますが、克服するにも二種類あります。

ひとつは完治させること。

もうひとつは、現実問題治る可能性が限りなくゼロに近い病気やケガを“受け入れる”ことです。


完全に治ればそれにこしたことはありません。

また、誰もが元通りに戻りたいと切に願っているはずです。


しかし現実には元通りに戻らないことはあります。


治らない病気やケガを患ったとき、人間はある過程を経ます。


まず、病気やケガに対してどうしていいかわからなくなる「困惑」という段階。

それが落ち着いてきたら、なぜ自分だけがこんな目に遭わなければならない?といったような、「怒り」の段階。

次に、長いこと経っても全く良くなっていかない、今後良くなっていかないなどの状態に落ち込んでいく「抑鬱」の段階。

そして最後に、その状態を受け入れる「受容」の段階。


「元に戻りたい」という思いが強すぎると、なかなか受容に至らず抑鬱の段階で足踏みしてしまうことがあります。

受容するということは「諦める」ということかもしれませんが、開き直った人は例え障害を抱えたとしてもその状態で出来ることを始めます。


「元に戻りたい」という思いを完全に捨てきるのは難しいと思います。


「元に戻りたい」という思いは捨てきらずに、出来ることをやっていく、というのが受容の段階に達した人なのかな、と思います。


一寸先は闇。

不慮の出来事は誰にでも起こる可能性がある。

生きていくって大変ですよね。。


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