いなだ鍼灸庵の徒然なるままに

院長 いなだやすと の日常です。 ちょっと頭の中を覗いてやって下さい。

師匠

最近、治療の後、また仕事が終わってからのこの時間に師匠のことをよく考える。

師匠は鍼灸の教科書に歴史上の人物として載ってもおかしくはない程の大家だ。

そんな人に3年間、みっちりと師事をした。

そして地元(関西)へ帰ってきて独立開業。

師匠と同じことをしていれば、師匠と同じ結果がだせる。

同じように患者さんを治し、同じように繁盛する。

本気でそう考えていた。


でも現実はそう甘くはなかった。


そして試行錯誤を重ね、「自分の治療」を見つめ直してみた。

自分で出来ること。

自分の言葉で喋る。


それまでは師匠の真似をしていた。

治療から喋る内容まで。

でもそれは僕ではなかった。

それに気付き、「自分」を解放した。


開業したての苦しい時期は乗り越えた気がする。

しかし、師匠の教えをないがしろにしているような罪悪感も少し感じる。


最近、よく師匠のことを考えている。


自伝 失明する前にできる事
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